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2025.01.15

コラム

住宅ローン残債があっても引っ越しや不動産売却できる?

住宅ローン残債があっても「仕事の都合で」「生活の都合で」など、理由があって引っ越しや不動産売却の必要性が生じるケースは少なくありません。

住宅ローン残債があっても引っ越しや不動産売却は可能なのでしょうか?

 

住宅ローン残債がある場合に転居や家の売却が可能なのかどうか解説します。

 

■住宅ローン残債があっても引っ越しできる?

 

住宅ローンは原則的に「自分や家族が住む家のためのローン」です。

そのため、住宅ローンを借りたときには次のようなルールを守らなければいけません。

 

  1. 住宅ローン残債がある場合は基本的に不動産売却できない
  2. 住宅ローン残債がある場合は基本的に他者に貸せない(賃貸物件として運用できない)

 

なぜこのような理由があるかというと、①と②のような状況はともに「自分や家族の住む家でなくなるから」です。

賃貸として人に貸してしまっては、自分や家族の住む家ではなくなります。

不動産売却すると、買主の家になってしまいます。

したがって、住宅ローン残債のある家は原則的に「貸してはいけない」「売ってはいけない」というルールがあるわけです。

 

ただ、住宅ローンを借りた後に転勤や転居といった都合が出てくることは十分にあり得ます。

事情があって住宅ローン残債のある家から転居する場合は、次のような方法で対処します。

 

・住宅ローン残債を返済して引っ越しする

・別のローンに借り換えして引っ越しする

・住宅ローン残債のある家から引っ越しして貸し出す

・引っ越しして住宅ローンの返済をそのまま継続する

 

住宅ローン残債をすべて返済すれば、以降は自由に引っ越しできます。

まずは残債をすべて返済する方法がひとつです。

その他には、引っ越しできる別のローンへの借り換えなども方法として考えられます。

 

ケースによっては例外的に住宅ローン残債のあるまま引っ越しできるケースや、家を貸し出せるケースなどもあります。

借りている住宅ローンの契約内容や引っ越しの事情、残債などによって選べる方法やニーズに合った方法が変わってくるのが基本です。

不動産のプロに相談することをおすすめします。

 

■住宅ローン残債があっても不動産売却できる?

 

住宅ローン残債のある家は原則的に不動産売却できません。

しかし、引っ越しと同じように、不動産売却を可能にする方法がいくつかあります。

 

・住宅ローン残債を返済して不動産売却する

・任意売却で家を不動産売却する

 

住宅ローン残債のある家を不動産売却したいときは、残債を返済すれば問題なく売却可能です。

また、任意売却を使う方法もあります。

任意売却とは住宅ローン残債のある家を不動産売却し、不動産売却金で残債を清算する方法です。

 

引っ越しをするケースと同じく住宅ローンの契約内容や残債の額、事情によって方法が変わってきますので、まずは不動産の専門家に相談することをおすすめします。

 

■最後に

 

住宅ローン残債がある状態だが、仕事や生活の都合で引っ越ししなければならない。

事情から不動産売却したい。

住宅ローン返済中にもあり得ることです。

このようなケースでは、方法によっては引っ越しや不動産売却ができる可能性があります。

 

住宅ローンのことで困ったことがあれば当社が力になりますので、不動産・住宅ローンのプロである札幌のO-Nest Plusへお気軽にご相談ください。